読書

マーケティングの用語辞典とも言えるバイブル

2020年6月4日

コトラーのマーケティング・コンセプト

今回は私が就活生の時に、就活コンサルタントの先生に紹介いただいた本です。

マーケティングに関しての書籍!!

就活の際に、コンサルの先生にご紹介いただき、大学生の時にも読んでみた本でした。

その当時は社会人として働いた経験がなかったので、この本を読んでインプット出来た内容は少なかったように思えます。

社会人になってから、何度か、この本を読み直しています。

本の内容

「 近代マーケティングの父 」 と称されるフィリップ・コトラー氏が今日のマーケティングでもっとも重要だと思われる80のコンセプトをリストアップ!

A to Z 形式でそれらのコンセプト1つ1つを解説。

いつでも検索や拾い読みができ、わかりやすく、抜き書きが容易なかたちでまとめたいというコトラー氏の想いが込められた1冊です。

A to Z 形式とは例えば、A =Advertsing (広告) B=Brands (ブランド)といったような具合です。

目次に上記のようなコンセプトがアルファベット順にならんでいるため、自分が読みたいコンセプトから読むことも可能なのです。

実在の有名企業を例に、それぞれのマーケティングコンセプトについて解説がなされているため、非常にイメージし易いです。

一方で専門的なマーケティング用語やビジネス用語も登場するので、学生はもちろん、若手ビジネスマンにとっても勉強になる一冊だと思います。

感想

本書に登場した、いくつかのコンセプト毎の自分の感想を記します。。。

現在、当社では自社で製造している製品を販売しています。

この自社製品をいかに販売するか、そして需要のある製品づくりをしていくか、ということを考えながら日々精進しております。

私が日々、考えている事とこの本に書かれていることをすり合わせながら読み進めていきました。

◇ブランド (Brands)◇

その中でブランド(Brands)の項目を読んで、まずはっとしました。

広告産業において、最も信頼される人物の一人、デイヴィッド・オグルヴィ氏の言葉で

「どうしようもない愚か者でも取引をまとめることはできる。だが、ブランドを構築するには非凡な才能と信念、忍耐が必要だ。」とある。

元ユニリーバ会長は「ブランドは信頼の貯蔵庫のようなものだ。信頼の重要性は、選択肢の多様化にともなって、ますます高まりつつある。」と言っている。

ブランド力とは自社の製品やサービスによってお客様が満足し、それによって長い年月をかけて構築されていく信頼の結集なのだと、改めて気づかされます。

ブランドは広告や、パブリック・リレーションズ、スポンサーシップ、イベント、社会貢献、会員制組織、スポークスパーソンなど、様々なツールの組み合わせによって総合的に構築されていくものと書かれています。

ブランドが約束する通りのものであったかどうかは非常に重要で、例えば、当社では製品に「プロが使用する道具」と謳っており、実際にお客様が使用して、その謳い文句通りだと納得する品質や性能の品物を提供し続けていかなければ、信頼のブランドとは当然言えません。

信頼のブランドを形成していくためには、必ずしも目先の利益だけでなく、長い時間をかけ、コツコツと尽力していくべきであると、自分なりに解釈した項目でした。

◇変化 (Change)◇

「すべては変化する」

この世で唯一変化しないのは、このことだけである。

世の中はこの10年、いや5年ほどでどれだけ大きく変わったでしょうか??

デジタルの分野においては非常に速いスピードで日々進化を遂げています・・・。


残念なことに、私の携わる事業ではこのデジタルとは対極にある、アナログ的な分野です。


私の実家の家業は父が三代目、私で四代目と長きに渡って、伝統が受け継がれてきました。

しかし私が父に、実家の家業を手伝いたいと話した日のこと、「 お前の時代は厳しい 」という言葉が返ってきました。

本書にはノキアやヒューレットパッカードといった有名企業でさえ、創業時の事業から撤退しているとあります。

生きていくためには自分自身でさえ餌食にしていかなければならないと・・・。


ゼネラル・エレクトリックのジャック・ウェルチ氏は

「DYB。これは自らの事業を破壊せよということだ。(Destroy your business)・・・・変化か、さもなくば死か。社内の変化が社外の変化についていけなくなったら、終わりの時は近い。」と。

トム・ピーターズ氏は

「変化の激しい競争状況に適応するには、これまでの変化を嫌っていたのと同じくらい、変化を愛する方法を学ぶしかない」と。

今後、私はこの激動の時代に少なくとも30年以上は生き残っていかなければならない。

そのための第一歩として変化を嫌うという考え方だけは捨て去らないといけないと感じさせられた項目でした。

自分のできることをやっていくしかない。

変化に適応できるように、もっともっと自分の中に、いろんな考え方や実践方法をインプットしていきたい。

もちろんインプットするだけでなく、実際に行動することを重視しながら。

◇マーケティングの考え方と実践のトレンド (Trends in Marketing Thinking and Practice )◇

・生産-販売型マーケティングから感知-反応型マーケティングへ

・顧客獲得思考から顧客維持志向へ

・市場シェアの追及から顧客シェアの追及へ

・マーケターの独白から顧客との対話へ

・マスマーケティングから個別マーケティングへ

・資産の所有からブランドの所有へ

・現実の市場におけるオペレーションから、サイバー空間におけるオペレーションへ

・単一チャネルマーケティングからマルチチャネルマーケティングへ

・製品中心マーケティングから顧客中心マーケティングへ

産業や企業によって、上記のようなトレンドの影響を受ける度合いや時期は異なるが、企業はこうしたトレンドを照らして、自社がどのような立場をとっていくかを決定しなければいけないと本書には記されています。

上記のトレンドは、時代の流れを汲んだマーケティング戦略であり、項目ひとつひとつに解説がなされており、個人的に勉強になったポイントでした。

☆最後に・・・

製品(Products)の項目に、より良い製品ではなく、より効果的にマーケティングされた製品が勝者となることがある・・・と記されています。

最高の製品が常に市場で勝利するとは限らない。多くのユーザーがマイクロソフトのソフトウェアよりもアップルのマッキントッシュのソフトウェアの方を高く評価しているが、実際に市場を支配しているのはマイクロソフトである。

ソニーのベータマックスも録画品質において、松下のVHSをしのいでいたが、勝ったのはVHSだった。

上記のような具体例があげられているので、とてもイメージしやすいです。

製品はただつくって売れば良いという物ではありません。

マーケティングとは、本物の顧客価値を生み出すための技術であるということを本書を読んで学ばせていただきました!!

なかなか難しい内容も出てくるので、分からない部分はコンセプト別にまた拾い読みしたいと思います!

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