読書

「3か月」の使い方で人生は変わる

2019年3月17日

freeeという会計ソフトをご存知でしょうか?
私の会社でも今月からテストで導入を開始したのですが、freeeの導入のお陰で経理に割く時間を大幅に縮められそうです。

会計ソフト freee

https://www.freee.co.jp/

会計ソフトのフリーは、クラウド型会計ソフトで、インストール型と違ってブラウザからアクセス、ログインして使用します。
そして最大の特徴は、設定をすれば、ネットバンクと連携して、自動的に仕訳をしたり、帳簿付けをしてくれるという優れもの。
手書きで現金出納帳を付けていた当社にとってはまさに大革命、、、

で会計ソフトfreeeを導入した矢先に本屋で出会った、freee代表取締役CEO佐々木大輔氏の書籍を読んでみました!

目次 
◆第1章 「3か月」で人生は変わる 
「3か月」、1つのテーマに取り組む 
成功体験は「3か月」でつくることができる 
グーグルの「3か月サイクル」 
「freee」の開発も3か月がポイントだった 

◆第2章 3か月の「テーマ」を決める 
ワクワクしないと続かない 
「みんながやらないこと」をやってみる 
「やりたい」と「できる」の重なりを見つける 
やってみると、わかる 
「unlearn」というグーグルの企業文化から学んだこと 
それは「マジで価値ある」ことか? 
イノベーションを起こすのは難しくない 
「テーマ」は3か月ごとに変える 

◆第3章 3か月の「ゴール」を決める 
「理想ドリブン」で考える 
目標は「自分がコントロールできること」 
世の中に「インパクト」を与えられるか 
世の中の「問題解決」につながるか 
どんな条件より、人を動かすのは「ストーリー」 
迷ったら、原点に立ち戻る 

◆第4章 3か月の「時間泥棒」を見つける 
意思決定の「型」をもつ 
効率化できること、できないことを見極める 
見栄を張らない、遠慮しない 
その「時間の使い方」は、お互いのためになるか? 
「わかりやすく書く」と、意思の疎通が早くなる 
メールは「仕分け」が肝心 
作業の「生産性」を意識する 
ときに「見切り」をつける 

◆第5章 3か月の「生産性」を高めるスケジューリング 
プロジェクトは同時並行せず、一点集中 
決めた計画には遅れない 
無理なく続けられるペース配分にする 
「やらないこと」を決める 
「深い思考」をするための3時間 
週2回「読書の時間」で深いインプット 
「移動時間でやること」を決める 
プランは「行動レベル」まで落とし込む 
ツールは使い続けられるものに絞る 
イレギュラーに振り回されない 
スケジュールを「振り返る時間」も大事 

◆第6章 成功は「アウトプット」しなければ始まらない 
とにかくやってみる「アウトプット→思考」 
まずは1周するまでやってみる 
「わかりやすい成果」は何よりの武器になる 
深く掘り下げる「ハックエブリシング」 
「自然と気持ちが前を向く空間」をつくる 
無自覚に犯しがちな「意味のない失敗」 
「意味のある失敗」は大事な検証材料になる 

[内容メモ]
第1章 3ヶ月で人生は変わる
3ヶ月で1つのテーマに取り組む成功体験は3ヶ月で作ることができる3ヶ月は確実に変化を起こせる最小単位
みんながやっているメジャーなスポーツや音楽等は、はっきりって3ヶ月頑張ったところで天井が見えているものも多い。
でも一方で、3ヶ月頑張って取り組む人のいないテーマが、世の中にはたくさんある。
誰かが本気で取り組んだことのない日のテーマに、あえて3ヶ月注力してみる。
その結果、世の中にインパクトを与える成果が生まれ、かつ達成感が得られ、時に自分でも気づかないうちに人生が変わっていくことがある。
筆者がGoogleで働いていた頃、プロジェクトも人事も3ヶ月単位で変わることが少なくなかった。
筆者が開発したクラウド会計ソフトフリーと言うソフトのアイディアをなんとか3カ月間で具体化することができた。

第2章 3ヶ月のテーマを決める
ワクワクすることを選ぶ。その課題自体に特に面白みは無いように感じても、課題を解決したらもっと先にある何かに目を向け、その先にどんな意味や意義があるのかを考えてみる。
まずはいろんな視点から考えてみること。その結果それでもやっぱりワクワクしないのなら、そのテーマに取り組むのはやめておいた方がいいかもしれない。でも、実は面白いじゃんと思ったら、それだけで大きな発見である。
誰かに与えられたものではなく、自分で見つけた小さな気づきから、ワクワク生まれるものだと筆者は考えている。

3カ月間で取り組むテーマはみんなが注目していないことの中から選んだほうがいい。
筆者が開成中学校に入った時に強いアイデンティティークライシスに陥って自信を失った。
小学校までは、コミニケーション能力が高い方で、割と目立つ存在だったように思える。、ところが開成中学校に入ると、基本的に全員コミニケーション能力は高いし、面白い人だった子だし、みんな僕より圧倒的に勉強やスポーツができた。何をやっても全然はがたたなかった。
その時の経験が正攻法じゃだめだ、何か面白いことを考えないとと途中から発想が変わった。
具体的には、人とは違うことを、人が目をつけないことを日ごろから意識するようになっていった。世の中のごく限られた人しか持っていないような課題や、みんなが注目していないこと、やりたがらない分野は、そこに投資がなされていないし、あまり開発もされていない。つまり、穴場だと言える。

やりたいとできるの重なりを見つける。みんながあまり注目していないニッチな分野で、やりたいことが見つかったとしたら、さらに自分ができそうかどうかを考えるようにする。
クラウド会計ソフト、フリーは、あまりみんながやりたがらない分野で、筆者の「やりたい」、と、「できる」、がマッチングしたからこそ、短期間で日本一のシェアを誇るものへと成長することができた。
筆者の「やりたい」こと=フリーの開発や起業はGoogleで働いた経験を通して生まれた。具体的には中小企業のマーケティングに携わる中で、日本の開業率の低さと、中小企業におけるテクノロジーの導入やインターネットの活用が進んでいないことを目の当たりにしたことがきっかけ。
それに当時、クラウドサービスは、日本ではほとんど使われていない状況だった。
ただ筆者には、時代の流れとして、いずれクラウドサービスが世の中を席巻すると言う思いがあった。
2008年にGoogleに入社した頃、すでに社内ツールの全てがクラウドであり、その便利さを実感していたから。

筆者の「できる」と言う面はインターン時代にプログラミングに取り組んでシステムを開発した経験や、株式会社アルバートで執行役員時代に非効率な経理業務の状況をたくさん目の当たりにしてきた経験がベースになっている。
従来の経理は、領収書等の数字を手で入力して台帳貼り付け、人力での確認作業を繰り返し、場合によっては既にデジタルデータになっているものをプリントアウトして、それを見ながらてて画面にもう一度入力するというものだった。

これと思えるテーマに出会うには、1つのことにこだわりすぎず、いろいろな経験をしてみることがとても大切。
筆者は1つのことを何が何でも続けると言うのではなく、いろんな経験をしておく方が、価値があると思っている。日本では、それが好きかどうかもわからないまま、継続こそ力なりと、1つのことを続ける美徳に価値が置かれがちだ。

マジ価値」とは?
その解決策は本当にベストか、価値があるのか?
フリーのメンバーの行動指針となる価値基準の1つに、マジで価値ある、通称「マジ価値」と呼んでいるものがある。
自分たちがこれから生み出すアウトプット全てに対して、本当は何が問題で、それに対するベストの解決策はなんだろうと考えてみることを意味する。
そしてその解決策がユーザにとって本質的な価値があることなら自分を信じてやり抜くと言うことも意味する。

なぜこの価値基準を定めているかと言うと、人間は、問題の本質が何なのか見えていないことがよくあるからだ。
会計ソフト業界は30年間変わっていない業界だから、クラウド会計ソフトを作ると言うと、まわりからはいきなり無謀だとか既存の会計ソフト補助するツールを作ったらどうかと言われた。
顧客の声は、サービスを改善する局面では非常に重要だ。しかし、サービスを確信する局面では必ずしもそれだけではない。
いざクラウド会計ソフトフリーをリリースしてみると、爆発的な反響が見られ、リリースして2ヶ月で、4400以上の事業所に使ってもらえる状況が生まれた。これがベストな解決策だと自分自身で原内しているなら、周りから言われたことではなく、自分が信じたことに忠実になるべきだ。第3章 3ヶ月のゴールを決める
最初は理想をベースにする。なぜなら、今できることだけを基準に考えると、発想の枠がどうしても狭くなってしまうから。
理想までの水を埋めるためには何が必要だろうと考えることが大切。
理想を軸に考える癖をつけていけば、自分の能力を自分で制限することがなくなる。
 目標の立て方
目標は何を、どのくらい、取り組めば良いのかを明確にする必要がある。
世の中へのインパクトを考える。世の中へのインパクトと言うマクロな視点で考えた方が、きっとモチベーションや行動の質が上がるはずだ。
世の中の問題解決につながるか?世の中に貢献すると言う発想で目標に取り組めば、たとえ失敗しても、このやり方だと失敗すると言う貴重なモデルケースを世の中に示すことができる。
人を動かすのはストーリー自分のやっている事は、明らかに意味があると言う強力なストーリーに、人は共感し月動かされる。
誰かを仕込んだり、力を借りる必要があるならば下記の3つをしっかり考えること。
*誰に対して、何がしたいのか?
*それを実現できたら何が起こるのか?
*それにはどんな意味があるのか?

第4章 3ヶ月の時間泥棒を見つける

意思決定の型を持つ個人でも組織でも、意思決定の回数を減らす形作りは、間違いなく時間の節約につながり、迷う頻度も減る。
 効率化できること、できないことを見極める人と人とのコミニケーションを効率化するのは、難しい。効率化できないこともあると認識した上で、どうすれば合理的に生産性を上げられるかと言う発想を忘れないことが大切。

見栄を張らない遠慮しない他人の目を気にすると時間が奪われると言う事実もしっかりと認識しておく必要がある。他人の目を気にする自分を排除することで、そのために使っていた時間が減るわけだから、あなたの時間が捻出できる。

第5章 3ヶ月の生産性を高めるスケジューリング

プロジェクトは同時並行せず、一点集中。生産性を高めるためには、いちど決めた時間の使い方を、なるべく崩さないことが肝心。
このプロジェクトを必ずやり遂げたいと強く思うなら、まずはまとまった時間を確保して、一点集中することだ。
やらないことを決めるやらないことを決めて、やることをシンプルにしておくことが大切。すると、行動に迷いがなくなる。迷いがなくなれば生産性が上がり、何より適度に気持ちに余裕が出てきて、ゴールを目指す毎日をより充実したものになる。
プランは行動レベルまで落とし込む デビットアレン著 邦題名 仕事を成し遂げる技術の中で提唱されているメソッドの1つ。何か成し遂げたいことがあるとき、物事を進める際に自分に対して1番拘束力が高いのは、スケジュールに具体的に落とし込むことである。
「10月中旬までにやります」と「10月15日12時までにやります」と言うのでは、実現される可能性が全く違ってくる。
筆者はGoogleカレンダーを使ってスケジュールを管理して、具体的な行動に落とし込んでいる。第6章 成功はアウトプットしなければ始まらない。
いくら素晴らしい理想を語っていても、どれだけ良いアイディアやストーリーを持っていても、結果的にアウトプットしなければ絵に描いた餅なので意味がない。

さらに言えば、いち早くアウトプットすることに、大きな価値があると筆者は思っている。
完璧なアウトプットかどうかより、アウトプットから何を学ぶか、どうブラッシュアップしていくかを重視している。
大事な事は、失敗や変化を恐れずどんどんアウトプットすること。

[感想]
生産性を高める具体的な手段やアプローチ、アイデアをかたちにするまでのプロセスやベースになる考え方が学べました。
筆者の学生時代やGoogleなど過去の勤務先での経験も合わせて、語られており、話が頭に浮かびやすかったです。
やはり何より、人がやっていないことをやる。世の中にインパクトがあり、価値あることを提供する。このあたりがかなり心に残り、勉強になりました。
AIに仕事を取られる時代がまもなく到来するのでしょうが、、、AIの力も借りて、効率化できることは積極的に行い、時間を捻出したら、AIにできないことをアイデアとして考えたり、アウトプットしてカタチにしていったりすることが大切になってきそうです。

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